木繊セメント板に、アンモニアガス等有害汚染物質の吸着機能のあるゼオライトを混入したものがゼオライト混入木繊セメント板で、商品名は、モクセンZです。「ゼオライト混入」木繊セメント板を「セラミック粉混入」木繊セメント板と称して市場に登場しました。その後当局の方針として「セラミック」という漠然とした品名呼称による幣をなくすため、登録製品には、「ゼオライト(粉)混入」と具体的な品名か又は、セラミックの組成を明記するように指導されております。


特長:焼却場、美術館、博物館、学校、病院、地下駐車場などに最適の下地材です。
準不燃材QM-9056
国土交通省の公共事業における新技術活用システムに採用 NETIS(No-KK-990008)


モクセンZ、モクセンZ片平板のアンモニアガス吸着効果
セメントを骨材と水で昆練して、コンクリートとして建築物に打ち込んだ時、コンクリートが乾燥する過程で水分を発散しますが、その水分に溶けてアンモニアも一緒に放出されます。美術館、博物館、収蔵庫などの場合、このアンモニアが絵画の絵の具を変色、褪色させたり、収蔵物を変質劣化させる等の被害を及ぼします。このような建築物に断熱調湿材料のモクセンZ及びモクセンZ片平板を打ち込みますと、ゼオライトの塩基置換作用によってアンモニアを吸着し、前述被害の防止に貢献します。さらに、ゼオライトには、炭酸ガス・亜硫酸ガス・硫化水素etc...各種ガス吸着機能がありますから、これらを忌避する部位にも使用できます。




木繊セメント板のフィルター効果との関連
コンクリート建築において、打設されたコンクリートより、初期の段階においてごく微量であるが「アンモニアガス」が発生する。「アンモニアガス」は絵画類の色彩(絵の具)を変色させることが、問題視されております。コンクリートが乾燥して水分の発散がなくなれば、同時にアンモニアも出なくなります。従ってコンクリートを充分乾燥させて、よく枯らしてから使用すればアンモニアの被害は有りません。これまでの研究では、1年以上も経過すれば既にアンモニアの放出もごく微量となって実害は無くなるとされています。ところで、木繊セメント板をコンクリート打ち込みした場合、そのフィルター効果によって余剰水の一部が脱水され、緻密なコンクリートが出来ます。この初期脱水作用は、木繊セメント板を使用しない場合に較べて、コンクリートの乾燥を約6ヶ月間促進したものと同じ効果が有りあます。それだけアンモニアの放出も早く終息することになります。

吸音性能


調湿性能
木材の4倍の調湿性能を発揮する材料です。
すなわち、モクセンZ・モクセンZ片平板の表面層は大気の湿度変化に応じて微妙に含湿率が変化し、この作用によって部屋内の湿度が調節され、快適な室内気候を得ることが出来ます。 これを調湿性能(吸放湿性能)といい、結露防止では石油化学断熱材の100倍以上の効果があります。またこの作用によってボードの品質が傷められることはありません。(弊社技術資料結露防止に詳述)

接着強度
コンクリート打ち込みをした場合の接着強度は1s/p2以上(3×6板1枚で16.5トン以上)鋸(チップソー)にて自由に切断できます。 (兵庫県工業試験場)

防腐・防鼠・防蟻
防腐・防鼠の処置は完全であり、シロアリの被害も未だその例をみません。
(農林省林業試験場腐朽試験)
(協和害虫防除センター)

強度


用途
セメント製造時から、若干のアンモニアが含まれております。セメントを骨材と水で昆練して、コンクリートとして建築物に打ち込んだ時、コンクリートが乾燥する過程で水分を発散しますが、その水分に溶けてアンモニアも一緒に放出されます。美術館。博物館収蔵庫などの場合、このアンモニアが絵画の絵の具を変色、褪色させたり、収蔵物を変質劣化させる等の被害を及ぼします。このような建築物に断熱調湿材料のモクセンZ及びモクセンZ片平板を打ち込みますと、ゼオライトの塩基置換作用によってアンモニアを吸着し、前述被害の防止に貢献します。さらに、ゼオライトには、炭酸ガス・亜硫酸ガス・硫化水素etc...各種ガス吸着機能がありますから、これらを忌避する部位にも使用できます。

○ ゼオライト混入木繊セメント板   アンモニアを始め、硫化水素、亜硫酸ガス他有害ガスを吸着します。
○ 30mm以上は型枠兼用で使えます。
○ 35mm、40mmもあります。